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器を買う。

  • 執筆者の写真: Miyamoto YURIKO
    Miyamoto YURIKO
  • 2020年9月1日
  • 読了時間: 1分

先日、取材で、とある窯元と、器のお店を訪れた。


作陶家の方が、

「僕らがつくっているものは、

もし使わなかったとしたらいわばゴミ同然なんです」と話されていたのが印象的だった。

大切に、箱に入れて、押し入れに入れていたら、もうゴミと一緒。

毎日使う食器棚の一番前に置いてもらえる器を作りたい。

なるほどなあ、と思った。

いただいて、使っていない器のことも思い出した。

好きなもの、大事に、毎日使う生活は楽しいだろうなあ。



その後、器のお店に行き、お話を済ませた後、器をひとつ購入した。


ずいぶん時間をかけて、ゆっくり見て。

どれもこれも欲しくなったけれど、ひとつだけ。


お茶碗のように毎日使う形ではないものの、

買ってから、ずっと洗いかごに入っている。

(つまりは毎日何かしらに使用している)


今日も、ランチの適当な炒めものの皿に。

ふだんより、少しおいしい、ような気がする。

たぶん、気に入る器って、少しのプラスがある器なんだろうな。





ちなみに、お店の方から

「東京のフードスタイリストの方も同じもの買ったんですよ」と言われて

「そうなんですか〜」と軽く返事しつつ、非常に喜んでしまった。

都会と権威に弱くて、自分でもおかしい。



 
 
 

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